カジュアルゲームアプリレポート

昨今ほど「ユーザーはどこから来ているのか」ということを気にかけることはこれまでなかったのではないでしょうか。
数年前までは、アトリビューションは当然のことと思われていました。しかし、業界は変化し、かつては自由に利用できたユーザーレベルのデータも今では希少なものとなっています。Liftoffの最新ツールは、このデータ不足の課題に対応するために設計されています。

このビジュアライゼーションでは、複数のマーケティングカテゴリ、ジャンル、および人気上位のサブジャンルにおけるインストール元を集約して表示しています。本ツールは、2021年3月から2022年3月までのLiftoffのマーケティングプラットフォームにおける有料インストールデータと、GameRefineryの業界をリードするゲーム分類学を組み合わせています。このデータをもとに、マーケターがインストール元のユーザーについてより深く理解するのに必要な傾向を明らかにしました。また、調査結果の簡単な分析、マーケターを構成する人物を見直す必要がある理由、さらに多くのプレイヤーをゲームのダウンロードに導くためのヒントも提供しています。

今まで見られた傾向は？カテゴリレベル（ジャンルやサブジャンルの上のレベル）では、すべてのカテゴリにおいて、カジュアルゲームがインストール数の主な推進力となっています。例えば、有料インストール元からソーシャルカジノゲームをインストールしたユーザーの66%は、カジュアルゲームからインストールしています。他のソーシャルカジノのインストール数のうち、他のソーシャルカジノアプリから来たプレイヤーは4分の1にとどまりました。

ミッドコアやスポーツ、ドライブ系のゲームでも話は似ています。前者のうち、カジュアルゲームアプリはインストール数の75%近くを占めています。スポーツゲームについても、カジュアルがメインで、インストール数のシェアの63%を占めています。一方、スポーツやドライブ系の同じアプリプールから来た利用者は29%です。スポーツとドライブ系は、インストール元が最も多様であるため、クロスオーバーの可能性が高く、ゲーマーに適切なメッセージを届けることができると考えられます。

ハイパーカジュアルゲームは、ジャンルレベルではインストール数の一番の推進力となっています。ハイパーカジュアルは、パズルのインストール数で2番目に多いシェア（14%）を持ち、9つのアプリジャンルの中で、全体的に最も貢献度の高いジャンルでした。また、ジャンル間のクロスオーバーも多く見られます。例えば、ハイパーカジュアルタイトルのインストール数のうち、シューティングゲームは34%、パズルゲームは15%となっています。ニッチなジャンルであるカードゲームは、ハイパーカジュアルアプリから45%、シミュレーションアプリから14%のユーザーを獲得しています。

クロスオーバー・インストールの普及から、マーケターは、マーケターが誰であるかを本当に把握する必要があるという、一つの明確な結論を導き出すことができます。異なるジャンルのユーザーが相当数いる場合、リーチを最大化するために、アピールする範囲を広げる必要があります。

アプリマーケティングを改善するための実証済みの方法があります。広告クリエイティブで適切なゲーム動機を標的にし、人々がプレイする理由をアピールするために広告を作り直します。このように、アプリの特徴やジャンルに応じた側面を強調することで、プレイヤーをより効果的にクリエイティブ広告のターゲットにすることができます。詳細については、Liftoffブログ、ニュースレター、そしてページ上部にあるカジュアルゲームレポートの完全版をダウンロードしてご覧ください。